子供の肌のトラブルのカテゴリ
水いぼ
水いぼは伝染性軟属腫ウイルスの感染によって起こるいぼの一種です。10歳以下の子供によくおこる肌のトラブルで、その水いぼは、はじめは、粟粒ほどのブツブツで、だんだんと半球状に盛り上がってきます。盛りあがった水いぼの真ん中がおへそのようにへこんできます。水いぼは、硬く、強く押してみると白い小さな粒が出てきます。その中にウイルスが入っており、そのウイルスが体のほかに広がっていき、水いぼが増えます。おぼの大きさは、1〜2ミリほどです。水いぼは、首、ひじ、ひざなど皮膚がすれあう体のやわらかい部分にできると、すれあった時にいぼが潰れて、ウイルスが他に広がってしまいます。自分に広がるだけでなく、プールなどで他の人に移してします事もあります。3〜4ミリに成長した水いぼは、炎症をおこして赤くただれてしまう事もあります。水いぼは特に治療をしなくても、何年かたつと自然になおってしまいます。直るまでにかゆにが出てきてしまいますので、非ステロイド消炎剤をつけ抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤を飲ませる事も水いぼを広がらせないために必要です。また、周りの子供に感染させないために、皮膚科でピンセットなどで処置する方法もあります。この処置は痛みがありますので、水いぼが小さいうちに受診し、子供の負担を軽減しましょう。
触性皮膚炎
植物や化学物質などの原因で何度も触れているうちにかぶれてしまう炎を触性皮膚炎といいます。通常では、かぶれと呼びます。触性皮膚炎の原因は2種類あり、刺激物質によるものと、アレルギー反応によるものです。刺激物質によるかぶれは、その物質の毒性が強ければ、誰でも炎症を起こしてしまいます。一方、アレルギーによるかぶれは、特定の物質にアレルギー反応を起こす人に症状がみられます。食べ物のアレルギーがある場合、それを食べた時に口のまわりについてしまったりすると、その部分が赤くただれてしまう事があります。最近増えてきている触性皮膚炎の原因は、市販の消毒液や虫刺されの薬によるものです。液中に含まれる局所麻酔剤が触性皮膚炎の原因になるのでかぶれてしまった場合は、使いつづけないように注意が必要です。触性皮膚炎にかかってしまった場合は、抗炎症剤を塗りますが、症状がひどい場合は、皮膚科でステロイド剤を処方してもらうと効き目があります。かぶれてしまう原因物質が分れば、その物質に触れないように生活する事が大切ですが、原因物質にどうしてもふれなくてはならない場合は、その後手洗いなどをきちんと行いましょう。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、子供に多い肌のトラブルでアトピー体質やアトピーの素因を持っている刺激が加わって症状として現れます。本人が、食物やダニんおアレルギーを持っていたり、家族が喘息や花粉症、アトピー性皮膚炎をもっていたりすると体質がアトピー性皮膚炎にかかりやすく、かかってしまうと、強いかゆみに襲われ、かいてしまう事により悪化してしまいます。生後2〜3ヶ月ごろから1歳にかかるアトピー性皮膚炎は乳児アトピー性皮膚炎といわれ顔、頭、耳などにじくじくとした湿疹がでます。2〜10歳に患うアトピー性皮膚炎を幼小児アトピー性皮膚炎といい、手足の関節の内側や、耳たぶ、首などにカサカサと乾燥した湿疹ができます。アトピー性皮膚炎は1歳前に発症する事が多く、食物アレルギーと関わりがある場合もありますが、そうでない場合もあるので、親が判断してしまうのではなく、皮膚科できちんとした検査を受ける必要があります。アトピー性皮膚炎は思春期になれば7割は直ると言われますが、長期の治療が必要な病です。体質改善などあせらずに治療に取り組む事が大切です。また、ステロイド剤を使ったり、つねに肌を清潔にしたり、刺激の少ない石鹸やガーゼで優しく拭くなどケアしましょう。
アトピー性皮膚炎
アトピーとは『奇妙な』という意味のギリシャ語です。家族や家系内に出現する異常過敏反応として広ろがました。日本皮膚科学会は、アトピー性皮膚炎は「増悪・寛解を繰り返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ」と定義付けています。アトピー性皮膚炎は,最近では世界的にも、増加の傾向にある皮膚炎です。アトピー性皮膚炎は、長期的な皮膚炎でよくなったり悪くなったりを繰り返します。症状としては、痒みがあります。特に肘や膝の裏、目や口の周り関節部分などにアトピー性皮膚炎の症状がでる事が多く、湿疹が左右対象に出るのが特徴の1つです。かゆもがあるために、同じところを長い間掻いてしまう事により掻き壊してしまい血が出てしまうまで掻いてしまう事もあります。アトピー性皮膚炎にかかった患部は、カサカサ、ジュクジュク、ゴワゴワな状態が入り交ざったようになります。アトピー性皮膚炎は、再発をくりかえしますが、かつては、幼少期に再発がおさまり完治する皮膚炎でした。現在では、大人になっても完治せずに、重症化する成人型アトピー性皮膚炎が増えています。また、家族にアトピー性皮膚炎を患っている人がいたり、遺伝的素因を有する人が発症の可能性が高くなります。他にも悪化の原因としてストレスなどの精神的要因も上げられます。
アトピー性皮膚炎・スキンケア
アトピー性皮膚炎のお肌のスキンケアは、とにかく清潔にしておくことが大切です。アトピー性皮膚炎を患っている肌は、水分が蒸発しやすく乾燥しやすくなってしまいます。汗をかくと汗の栄養分で細菌が繁殖してしまい炎症をおこしてしまいます。乾燥肌や汗からの細菌発生の対処法は、毎日シャワーを浴び、石鹸で体をきれいに洗い流す事です。ただ擦り過ぎてしまうと皮膚の水分までうばってしまうので注意が必要です。水分保湿のためには化粧水やベビーオイルを使いましょう。自分の肌に合わない場合は、すぐに使用を止めないと、肌あれの原因になってしまいますので、皮膚科で保湿剤を処方してもらうのもよいでしょう。紫外線による日焼けもアトピー性皮膚炎を悪化させてしまいます。日焼け止めのクリームを塗る事が必要ですが、そのクリームによりアトピー性皮膚炎を悪化させる場合もあるので、自分に合ったものを選んだり、紫外線対策には日傘や帽子なども活用しましょう。アトピー性皮膚炎に対する衣服の対策も必要です。特に下着は低刺激のもの、縫い目などが粗く肌に刺激を与えない物、吸湿の良い木綿がよいでしょう。洗濯の際、漂白剤、柔軟剤、また洗剤の残りかすがアトピー性皮膚炎を悪化させてしまう事がありますので注意しましょう。その他、自ら掻きむしる事でアトピー性皮膚炎が広がっってしまうので爪のお手入れなどまめに行っておくことが大切です。
アトピー性皮膚炎の薬
アトピー性皮膚炎の薬には、外用剤と内服薬があります。アトピー性皮膚炎の治療に使われる外用薬は、ステロイドといいます。炎症を押さえる作用があり体の塩分や糖分を調節して免疫と代謝のバランスを整えます。ステロイドは、副腎皮質ホルモンといい体にとって必要な物であり、なくなってしまっては生きて行けません。アトピー性皮膚炎の薬として広く使われている使われるステロイドは、患者の症状の重さに応じて処方された合成副腎皮質ホルモンですので、湿疹とかゆもを押さえてくれる良い効果だけでなく、長年強いステロイド外用薬を使用していると、副作用が出てしま可能性があります。副作用の症状としては、皮膚が薄くなってしまう、皮膚下の血管が大きくなり皮膚が赤くなってしまう症状、うぶ毛がその部分だけ濃くなってしまう、毛嚢炎と呼ばれる、にきびや毛の周りが赤く痛みを感じる症状、アトピー性皮膚炎の湿疹の部分がじくじくしたり、痛くなってしまう感染症などがあげられます。アトピー性皮膚炎の薬、ステロイドは副作用の心配はあるものの正しくつかえば効果も上がる外用薬ですので、医師に相談をして自分にあった強さのステロイドを処方してもらう事、そして自分の判断で塗るのをやめてしまうような事は、さけましょう。アトピー性皮膚炎の内服薬は、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、ステロイド薬の3種類があります。アレルギーをおこすアレルゲンが体に入ると白血球からヒスタミンがでまう。ヒスタミンは、かゆみ、鼻水、くしゃみをおこす作用があるためその作用をおさえるのが抗ヒスタミン薬です。副作用として眠気を伴いますので、車の運転前などの服用は避けましょう。抗アレルギー薬は、アレルギーを起こす体のたんぱく質を抑える作用があります。アレルギーをおこす白血球の働きを抑えたり、湿疹をおこす科学物質をおさえたりしますし副作用も少ないのですが、効果が上がってくるのは、1ヶ月以上先になってしまうことがあります。外用薬で使われているステロイドの内服薬もあります。外用薬と同じように炎症を抑える作用があります。作用は、とても強く、効きますが副作用もあるので、医師と相談のうえ使用する事が必要です。ステロイド内服薬を長期間服用すると、肥満や緑内障、白内障、骨粗しょう症、低身長、また感染症にかかりやすい体になってしまう副作用がでてしまう場合がありますので注意しましょう。
とびひ
正式には、伝染性膿痂疹という炎症があります。一般にはとびひと呼ばれ、虫に刺されたり、アトピー性皮膚炎を掻き壊したりする事により化膿菌がついて起きる炎症のことをいいます。かゆみがとても強く、かいてしまうとどんどん広がってしまう為、子供達にはつらい肌のトラブルといえます。とびひは黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌(溶連菌)といった細菌がかきこわした肌の傷に感染して、化膿していきます。うみを持った水疱の状態からジュクジュクした汁を持つようになり、かゆみが強くなるため、掻いてしまうと、手についた菌からどんどん広がり周りの人にまで感染してしまう恐れもあります。とびひを直す方法としては、処方された軟膏を使ったり、抗生物質の内服薬を使います。細菌を完全に殺してしまわないと再発してしまいますので、出された薬は必ずすべて飲み、入浴は1日に1回以上必ずし殺菌効果の高い石鹸を使いよく洗い、その後よく乾燥させましょう。完全に乾燥させた患部に軟膏を塗ると効果が上がります。黄色ブドウ菌は、鼻の中に多くいますので鼻水などは、きれいにしておくようにしたり、とびひの感染を防ぐために兄弟に移らない様に、タオルの共用、ゆぶねの共用は避けましょう。とびひの最中に口、目の周り、わきの下や付け根が赤くなり、発熱した場合、ライエル症候群というとても危険な状態が疑われますので。他にも、腎炎を併発する疑いとして顔にむくみができる事もあるので、このような症状が見受けられたら、小児科を受診しましょう。
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